2013年1月13日日曜日

切ない情事








ローガンがララの肩に顔をうずめる。


ララ「!」

















柔らかい肌の上をゆっくりと舌が這う。


ララ「あっ・・・。」


ララがふいに甘い声を漏らす。














ローガンがゆっくりと顔をあげた。


ローガン「お前、そんな艶っぽい声出るんだ?」

ララ「ローガン・・・やめて・・・。」

ローガン「ははっw」












ローガン「冗談だよw そんなに怖がるな。」

ララ「・・・・。」

ローガン「ちょっとからかっただけだ。」

















ローガンがベッドから降りてドアへ向かう。


ローガン「俺も呑みすぎたみたいだ。お前も早く寝ろよ。」

















ドアが閉まり静かになった部屋の中で、ゆっくりとララが体を起こした。



















ララ「冗談でも・・・あんな・・・・。」


真っ赤になった頬を両手で挟む。

















ララ「・・・・。」




















その頃ロミオはミランダのマンションにいた。




















ミランダ「久しぶりね。うちに来るの。」

ロミオ「そうだな。」

ミランダ「あの子とうまくいっていないの?」

ロミオ「・・・・。」

ミランダ「あの子、仕事?」












ロミオ「兄弟の結婚式に行ってる。」

ミランダ「あなたは呼ばれなかったのね。」

ロミオ「俺は恋人でもないからな。遠慮した。」

ミランダ「恋人でもない、ね。相変わらずねロミオ。」














ミランダ「それで私のところに?」

ロミオ「・・・たまには顔みせたほうが安心するだろ。」

ミランダ「ふふっ。そろそろ潮時、ってことなんじゃないの?」
















ロミオ「・・・・。」



















ふいにロミオが立ち上がる。


ミランダ「どこ行くの?」

ロミオ「帰る。」
















ミランダ「あら。気分でも害したかしら?」

ロミオ「そうじゃねぇよ。」

ミランダ「せっかく来たのに。まだとっておきのワインがあるのよ?」

ロミオ「また今度飲ませてくれ。」













ミランダ「そんなこと言わないでロミオ。」


ミランダがロミオの首筋に腕を回す。


ミランダ「今日は泊まっていって。たまにはいいでしょう?久しぶりに、ね?」













ロミオがミランダの腕をゆっくりとはずす。


ロミオ「仕事が残ってるんだ。今日は帰る。」

ミランダ「つれないのね。」

ロミオ「悪いな。」














ジャケットを着てロミオが出て行く。



















ミランダ「バカ・・・。」




















翌日の夜。
急激に冷えたブリッジポートの街には霜が下りていた。



















玄関の前で佇むララは、なかなかドアノブに手を伸ばせないでいた。



















ララ「 (大丈夫よララ。ローガンだってちょっとふざけただけだわ。高校の時だって・・・同じようなことあったじゃないの。いつも通りよ。) 」



















思い切ってドアを開ける。


ララ「ただいま~・・・。」

















ライトのついていない薄暗い部屋。
人気はなく静かだ。



















ララ「 (まっすぐ帰るのが嫌で飲んで帰ったから、もう11時をまわっているのに・・・。ローガンもでかけていたのね。) 」



















ララ「緊張して損したわ・・・。」




















リア「引越し?」




















ローガン「ああ。」

リア「それでなかなか連絡くれなかったのね。」

ローガン「悪かったな。メールの返信もちゃんと返せなくて。」

リア「しょうがないよ。それにいま報告してくれたもん。嬉しい。」

ローガン「そうか。」

リア「職場の近く?」

ローガン「ああ。スタジアムの隣のマンションだ。」







リア「川沿いの?あそこってワンルームじゃないよね?」

ローガン「よく知ってるな。」

リア「ショップのオーナーの家があのマンションなの。ローガン、一人暮らしじゃないの?」

ローガン「ああ。友達とルームシェアすることになったんだ。」

リア「ローガンがルームシェアなんて、ちょっと信じられない。」












ローガン「そうか?案外そうでもないぞ。」

リア「そうなんだ?」

ローガン「わりと悪くないなって思ってる。」

リア「へぇ~・・・。」














リア「 (前はこんな風にプライベートのこと話してくれなかったのに、家まで教えてくれて嬉しい・・・。でも・・・友達って男・・・だよね?) 」

















ローガン「なにか不安か?」

リア「ううん。いろいろ話してくれて、嬉しい。」

ローガン「こっちおいでリア。」












 




ローガンがリアの体を抱き寄せキスする。


リア「んっ・・・。」
















ローガンがリアの胸にゆっくりと顔をうずめる。


リア「待ってローガン。」

















ローガン「どうした?」

リア「今日は私が攻めたいの。」

ローガン「お前攻められるほうが好きだろ?」
















リア「でもいつもローガンに気持ちよくしてもらってばっかりだから・・・たまには私もご奉仕してあげたいの。」

ローガン「リア・・・。」

リア「お願い。」

ローガン「・・・わかった。」













リアが体を起こしてゆっくりローガンの体を舐め始める。




















たっぷりと唾液をつけ、やさしく性器を口に含む。


ローガン「リア・・・いつのまにそんな技覚えたんだ?」

















リア「気持ちいい?」

ローガン「ああ・・・。」

リア「ローガンに喜んでもらおうと思って、いろいろ勉強したんだよ。」















ローガン「実践か?」

リア「違うもん。そういうの詳しい子がショップにいるから教えてもらったの。」

ローガン「ふ~ん。」

リア「ホントだもん。ほかの人とはやってないよ?」













リア「きゃっ!」


突然ローガンがリアの体を押し倒す。

















そのままゆっくりと挿入する。


リア「あっ!」

















ローガン「お前・・・なんでもう濡れてんだよ。」

リア「だって・・・ローガンが気持ちよさそうな顔してるのみたら・・・。」

ローガン「お前・・・すげぇ濡れ濡れだぞ。」

リア「もうちょっと攻めたかったのに・・・ローガンのいじわる・・・。」













ゆっくりと奥まで突く。


リア「あんんっ・・・・。」

ローガン「気持ちいいか?」

リア「うん・・・。ローガン・・・私ね・・・・。」

ローガン「うん?」

リア「薬飲みはじめたの・・・・。だから・・・。」










リア「あっ!」


ローガンが乱暴に体位を変える。


ローガン「そんなこと・・・わざわざしなくていい。」

リア「でも・・・。」












リア「私がしてほしいの・・・。ちゃんとお医者さんの証明書もあるんだよ?」

ローガン「・・・・。」

リア「だから今度・・・・生でしてほしいの。」

ローガン「・・・・。」

リア「ローガン・・・・ダメかなぁ・・・?」











ローガン「バカだなリアは。」

リア「ローガン・・・。ああっ・・・・。」


ローガンが激しく腰を振る。















ローガン「いいよ。今度生でしよう。」

リア「ホント・・・に?」

ローガン「ああ。」

リア「ローガン・・・嬉しい・・・。」















リア「はあんっ・・・ああっ!」








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