2013年1月3日木曜日

バチェラーパーティー







ジーンがララの体を抱えて部屋に入る。


ジーン「ごめんな、このへんラブホしか開いてなくて・・・。」

ララ「うっ・・・。気持ち悪い・・・・。」

ジーン「え?さっきまであんなに呑むって張り切ってたのに・・・。」














ララ「もうムリ・・・。呑めないわ・・・。」

ジーン「まったく・・・。だから呑み過ぎだって言ったのに。」

ララ「苦しい・・・。ベルト外したいわ・・・。」
















ジーン「ほらっ。もうそこベッドだから。がんばって。」

ララ「う~ん・・・。」


















ジーン「よっと。」


ジーンがララの体をベッドに座らせる。


ジーン「いまベルト外すから。」

ララ「ありがとう・・・。」












ジーン「ちょっと待って・・・。意外に難しいな・・・。」

ララ「ねぇジーンさん。」

ジーン「うん?」

ララ「アイビーのこと、まだ好きなの?」

ジーン「・・・・。」

ララ「アイビーには・・・ロミオさんがいるわよ。あの子は・・・ロミオさんの家に入り浸って・・・・ほとんどシェアハウスにも帰ってきてなかったわ。・・・二人はすごく愛し合ってる。」









ジーン「・・・そうだね。」

ララ「私、ジーンさんのこと好きよ?」

ジーン「・・・・。」

ララ「私じゃダメなの?私、あなたにならなんでもしてあげるのに・・・。」

ジーン「ララちゃ・・・。」











ジーン「!」


顔を上げたジーンの体を引き寄せいきなり唇を奪う。
















ジーンの体から力が抜ける。
ララの腰に腕を回し唇を受け入れる。



















お互いを求め合うように何度も口づけを交わす。


ララ「 (ジーンさんがこんなに情熱的だなんて・・・知らなかった。) 」
















二人はゆっくりとベッドに倒れていく。




















何度も何度も、深い口づけを交わす。
徐々に二人の吐息が激しくなっていく。
ララがジーンの服をめくりあげ脱がす。


















ララ「ジーン・・・。」


ララがジーンの腕をぎゅっと握る。

















ふとジーンの動きが止まる。




















ゆっくりと唇を離してララをみつめる。


ララ「ジーンさ・・・。」

ジーン「ごめん・・・・。」















ジーンが起き上がり、背を向ける。


ララ「私はいいのよ。あなたが他の人を好きでも私・・・。」

ジーン「俺にはできない。」

ララ「ジーン・・・。」













ジーン「頭冷やしたいから先に出るよ。ララちゃんは休んでいって。」



















ジーンが部屋を出て行く。



















静かにドアの閉まる音が聞こえた。
ララがベッドに腰掛けたまま俯く。
















ララの瞳から涙がこぼれた。








































結婚式前日。
ディーンは仲間たちに呼ばれ、ホテルの一室にいた。



















ディーン「わざわざホテル借りてまでよかったのに・・・。」

ローガン「せっかくだからな。」

ディーン「でも、高かったんじゃない?」
















レオン「気にすんなよ。」

ローガン「レオンさんの発案なんだ。俺はお前の職場の人に連絡とっただけで。」

ディーン「そうなのか。てっきりローガンかと・・・。」

レオン「弟の独身最後の夜だからな。パーッと祝ってやらないと。」













同僚A「俺たちも呼んでもらえてすげぇよかったよな!」

同僚B「独身でよかったな!」

ディーン「二人とも、ありがとな。」

同僚A「いや、俺たちなんもできないし、コンパニオン呼んだだけだもんな。」

ディーン「コンパニオン?」

同僚「うん。もうすぐ来るはずなんだけど。」









玄関のチャイムが鳴り響く。


同僚B「あ、来たかな。ディーンが好きな巨乳ばっかり頼んどいたからな。」

ディーン「巨乳・・・?(なん・・・だと・・・?) 」

同僚A「俺が常連になってるコンパニオン事務所だから、美人揃いだぞ~。」

レオン「そりゃあ楽しみだな。」


二人が立ち上がり玄関へ迎えに行く。









二人が女性たちを連れて部屋へ入ってくる。


コンパニオンA「こんばんは~。」

















同僚A「えっと・・・5人頼んだはずなんだけど・・・。」

太ったコンパニオン「今日は忙しくて女の子も足りないのよ~。私一人で3人分だから♪」

ローガン「 (肉の量かよ・・・。) 」

太ったコンパニオン「ところで今日の主役はあなたかしら?」


女性たちがローガンをみつめる。









ローガン「いや・・・。」


ローガンがディーンをみつめる。


ディーン「俺です・・・。」
















レオン「君かわいいね~。俺レオン。今日の主役の兄貴なんだ。君、名前は?」


いつのまにかレオンが女性に声をかけていた。

















ローガン「 (さすがレオンさん・・・一番かわいい女選びやがった。まぁ・・・年功序列だしな・・・。) 」



















同僚A「おいっ。さすがにコレ、ディーンに相手させるわけにはいかないよな?」小声

同僚B「そうだけど・・・・。」小声

同僚A「今日一晩だけだし・・・俺たちでなんとか食い止めるか。」小声

同僚B「そうだな・・・。(泣)」小声













ローガン「ディーン、リア呼んでもいいか?」

ディーン「え?リアちゃん?」

ローガン「ああ。女の数足りないしな。」

ディーン「あ~、そうだな。うん、いいんじゃない?」














気配を感じて横を見ると黒髪の女性がディーンの隣の席に座った。


ディーン「・・・・。」
















ジャスミン「私ジャスミンよ。あなた、明日結婚するんですって?」

ディーン「ああ、うん。聞いてるんだ?」

ジャスミン「だって今夜はバチェラーパーティーでしょう?」

ディーン「うん。」














ジャスミン「馴れ初め聞かせてほしいわ。」

ディーン「大して面白くないよ?」

ジャスミン「別にかまわないわよ。」
















2時間後。




















ローガンがドアを開けるとリアが立っている。


リア「遅くなってごめんね。仕事が長引いちゃって・・・。」

ローガン「いや、急に呼んだのこっちだし。悪かったな。」

リア「ううん。電話くれて嬉しかった。」













リア「でも、ディーンくんのバチェラーパーティーでしょう?私来てもよかったの?」

ローガン「ああ。見ればわかる。」

リア「?」















リア「・・・・すごいボンレスハムね。」

ローガン「ああ。ディーン、リア来たぞ。」


















ディーン「リアちゃん久しぶり!」

リア「ごめんね~仕事で遅くなっちゃって。」

ディーン「いやいや。来てくれて嬉しいよ。」

リア「ディーンくん明日挙式なの?おめでとう!」

ディーン「ありがとうw お酒いっぱいあるから、ゆっくりしていって。」

リア「うん。」









ローガン「どこ行くんだ?」

ディーン「ちょっと厠へ~。」

リア「あははっw」
















ディーン「ふんふんふ~ん♪ねこのふん~♪」




















ドアを開けたディーンの目に飛び込んできたのは、レオンとコンパニオンの合体姿だった。



















ディーン「ちょ・・・かんべんしてくれよ兄貴~。」(←過去にもあるらしい

コンパニオン「きゃっ・・・誰か来たわ!」

レオン「あいつは弟だから大丈夫だよ。ディーン、トイレならあとにしてくれ。今立て込んでるから。」

ディーン「見りゃわかるよ!」













ディーンが出て行きドアが閉まる。


コンパニオン「もう・・・恥ずかしかった・・・。」

レオン「君のおっぱい最高だよジャスミン。(あそこは緩いけど) 」

コンパニオン「ジャネリーンよっ。」













ディーン「 (まったく兄貴のやつ相変わらずかよ。いまだに落ち着く気がないみたいだな・・・・。もう28だってのに・・・。) 」



















ディーン「呑もう呑もうっ!」







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